
唾液腺マッサージもいいけど、舌をキレイにしてから舌モミモミも忘れずにね。
京都・烏丸オーラルケア&ホワイトニング専門店 Teeth Ai 京都代表の大塚純子です
今日もこのブログにお越し頂きありがとうございます(*^-^*)
そもそも唾液腺とは?
唾液腺というのは唾液(つば)を作るところのことです。
唾液腺には大唾液腺と小唾液腺があります。
大唾液腺は耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つからなり、ここで作られた唾液は管を通じてお口へとに導かれます。
一方、小唾液腺はお口の粘膜やのどの粘膜の一部に存在し、直接お口に唾液を分泌しています。

唾液腺マッサージとは?
唾液腺マッサージは、お口の内側に複数ある唾液腺をマッサージし、
刺激することによって唾液が出やすくなります。
加齢によって唾液腺が委縮したり、筋肉が衰えたりすることで唾液の量が減少して
誤嚥やむせを引き起こす原因になります。
これらを防ぐ方法に、唾液腺マッサージがあります。
唾液腺マッサージは、口の中に複数ある唾液腺を刺激することで唾液の分泌を促し、
誤嚥・むせ予防だけでなく口内の殺菌作用や消化酵素、自浄作用や乾燥の予防さらに虫歯予防にも効果があります。
唾液は消化液にとどまらず、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防、
歯周病や誤嚥性肺炎などの感染症予防、アンチエイジングなどにも深く関わっています。
唾液は1日で1~1.5リットルも分泌され唾液腺マッサージに取り組むことで唾液の分泌量が増え、
口の中が潤うと、さらに次のような効果が期待できます。
唾液は今この時代の万能薬です。
唾液腺マッサージの効果
こんな効果があります!
- 口腔内の保湿する
- 消化液として働く
- 食塊を形成し、飲み込みやすくする
- 食物から味成分を溶かして舌で味を感じやすくなる
- 発音をなめらかにする
- 口腔内の自浄作用を高める
- 口腔粘膜を保護する
唾液が少ないとお口の中はヒリヒリしたり、
飲み込みがスムーズにいかないので食べ物が詰まり息ができなかったり
食べ物の味がわかりずらく何を食べても美味しく感じられない
話をしていても話ずらかったり…
口臭もキツくなりますし
お口の中にキズや口内炎ができても治りが遅かったり
虫歯や歯周病に罹患しやすい事も
たかが唾液だと思われている方も多いとは思いますが
唾液は生きていく上ですごく大切であり重要なもので常に潤いは必要です。
唾液は加齢により少なくなっていきます。
特に女性はホルモンバランスの変化・更年期から著しく減少します。
そして唾液のイチバンの働きは、外部から入ってくるウイルスと戦う
ウイルス侵入の最前線で戦う「唾液IgAパワー」です。
唾液には“IgA”という成分が含まれていて、身体の中に入ろうとする細菌類をシャットアウトし
鼻やのどなどのウィルス侵入の最前線で、防御の重要な働きをし、免疫力の強い身体を作っています。
唾液は何で作られ出来ているの?
水分が姿を変えたものだと思っているかたもいるかもしれませんが
唾液はもともと「血液」です。
水分を摂取すると、胸骨や肋骨などにある骨髄で血液が作られ、
その血液が唾液腺にて唾液へと作り変えられます。
水を飲んでそれがすぐに唾液になるわけではなく、1回血液になってから唾液になります。
そしてまた舌下から吸収され血液にもどり頭部へと流れていきます。
唾液腺マッサージ+舌モミモミはセットで免疫力がアップ
3大唾液腺のひとつ舌下腺は口内を菌やウイルスから守る役割があるのですが
唾液分泌量1000ccに対して70ccしか分泌されないので(1日量)
舌にあるエブネル腺から分泌されるネバネバした唾液IgAを多く含む唾液を出した方がいいので
その唾液をだすには
唾液マッサージ+舌をモミモミと指でマッサージして舌筋を鍛えます。
舌筋を鍛えるとジワジワと出る唾液がIgAを多く含む唾液で口内を菌やウイルスから守り
そして舌下から血液に戻り脳にあがり血管に吸収され流れていきます。
唾液腺マッサージ+舌モミモミの流れ
マッサージをする前に舌はキレイに舌みがきをしてからスタート
STEP1.舌掃除 こちらの記事からも

舌磨きはなるべく舌の奥からキレイにしてください
舌真ん中→左右→舌の横左右 5か所にわけて1か所につき1回~2回程度
やり過ぎは注意です。
STEP2.唾液腺マッサージ

耳下腺→顎下腺→舌下腺の順番で1回10回くらいをマッサージ
力加減は強すぎず気持ちイイくらいの力で
*奥歯と耳の間を人差し指で軽く圧迫するように、やさしく円を描くようにクルクルマッサージ(耳下腺)
*あごの骨の内側の左右のやわらかい部分を耳の下からあごの先まで4~5箇所に分けて指の腹を使用し、軽く圧迫するようにやさしく(顎下腺)
*舌の付け根の辺り、下あごのくぼみ部分を両手の親指の腹で軽く圧迫するように押し上げ痛みを感じたり苦しくなりやすいのでやさしくマッサージ(舌下腺)
STEP3.舌をモミモミ
指で舌を持ち舌全体をモミモミマッサージ
そして舌を前・左右に伸ばします(力が強いと痛いので気をつけてください)
舌筋が鍛えられます。
【まとめ】唾液腺マッサージ+舌モミモミで免疫力を高めよう
唾液は私達が生きていく上でもの凄く大切で重要です。
年齢と共に減少していくのも事実なので、日頃から唾液腺マッサージをして唾液量を維持していくことが
大切だと思います。
そして
舌磨きで口内環境を整え舌筋を鍛えることで免疫力の高い唾液を出すこともこれからの季節の風邪やインフルエンザ予防
その他の感染症の予防にも重要だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました(*^▽^*)
では、また~(*^^)v